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BL本の感想やBLゲーム萌え話、腐女子としての日常をコッソリ書いています。
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明日も愛してる / 著:安芸まくら

あらすじ>>
朝、櫂は知らない部屋のベッドで目が覚めた。ついさっき、眠りにつくまで櫂は十八歳だった。
しかし窓に映る自分の姿は、どう見ても高校生には見えないほどくたびれていた。「現在のおまえの年齢は35歳」…枕元に置かれたファイルにはそう書かれていた。
戸惑う櫂の前に現れたのは、ツダと名乗る見知らぬ男だった。男に自分の「ハウスキーパー」だと告げられた櫂は驚くが…。―永遠に繰り返されるせつなく甘い愛の物語。


個人的評価★=5つ

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泣けます…
ほんとに泣けます
5年前の事故の後遺症で前方性健忘になり、記憶が13分しか保てられない。
しかも逆向性健忘も併発し、18歳までの記憶しかない(進行性なので、過去の記憶はどんどんなくなる)。
そんな櫂とツダの一日を描いた一冊です。

私はハッピーエンドが大好きなので、Amazonでこの本を知った時も『読後、辛そうだし…』と購入に踏み切れませんでした。ですがカスタマーレビューを拝見し、皆様が絶賛し、「何度も読みたくなる本」「泣けるけど、読後は暗い感じではない」とのことなので、思い切って購入しました。


今日読んだばかりの感想ですが、正直まだ辛いです。
思い返すとまだ涙が溢れそうになります。
毎朝 櫂は自分が健忘症であることを知り、泣くと思うと胸が潰れそうです。
日に何度も、愛する人が自分を忘れ、「ハウスキーパー」だと名乗るツダを思うと切なくなります。
気が狂ってもおかしくない状況なのに毎朝【櫂】として目覚める櫂に、愛する人が自分を忘れてしまっても、それでもその人の傍にいられる【ツダ】の強さに感動します。
絶対自分は【櫂】にも【ツダ】にもなれない。そんな【強さ】を持っていない。強い二人に感動するばかりです。

成長した妹だと知らずに会話をする場面と、中盤辺りで2人で花火を見るシーンは本当に胸にきます。特に花火のシーンで、いつもと違い事故前の聡明な【櫂】になり、津田と会話する場面があります。
津田の「あなたなのか…?」という台詞。
本来の櫂と恋人津田との13分間のやりとり。
本当に涙でグショグショになりながら、何度も涙を拭きながら、この13分間を私も胸に焼き付けるように読みました。


安易なハッピーエンドではないですが、読後は嫌な感じではないです。
永遠に繰り返される二人の一日に ただただ幸せを願う、そんな心に残る一冊です。
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プロフィール
HN:
葵 日向
性別:
女性
職業:
隠れ腐女子
趣味:
BL、乙女ゲーム
自己紹介:
2006年に突如、BLと乙女ゲームが大好物になった立派な腐女子。だけど、隠れなチキンです。

BL>>
【好き】
・攻→受の激しい執着モノ。
・兄弟、同級生、幼馴染、年下攻め、ワンコ攻め

【嫌い】
・アンハッピーエンド

【苦手】
・ショタもの
・ヤクザもの(たまに好きなのもあるけど…)

*****

【特に好きな作家さん】
・夜光花
・沙野風結子
・丸木文華
・砂原糖子
・樹生かなめ
・椎崎夕
・中原一也
・名倉和樹
・杏野朝水
・高峰あいす
・花本ロメオ
・猫島瞳子
・鳩村衣杏

****

【特に好きなマンガ家さん】
・扇ゆずは
・佐倉ハイジ
・夏目イサク
・大和名瀬

見づらくなるので敬称略です
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