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BL本の感想やBLゲーム萌え話、腐女子としての日常をコッソリ書いています。
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本当のことは言えない  本当のことは言えない / 著:椎崎夕

あらすじ>>
向井晴臣は、大学時代の元同級生・篠倉司と偶然再会。晴臣がゲイだと知りながらも、家族ぐるみで受け入れる篠倉の傍は居心地がよく、篠倉と過ごす時間が増えていく。そんなある日、トラブルが重なり、晴臣は思わず八つ当たり気味に篠倉を誘ってしまい身体の関係に。それでもまったく態度を変えず、晴臣に接する篠倉の傍は離れ難いが…。

個人的評価★=4.5

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『あなたの声を聴きたい』にサブキャラで出ていた向井晴臣が主人公です。
私は前作を知らずに読みましたが、特に問題はなかったので今作から読み始めてもOKです。

晴臣は高校時代に同性の同級生と付き合っているのが家族にバレ、無理矢理引き離されますが、諦めきれずに2人は家を飛び出します。しかし2人の家出で相手の家庭は崩壊し、晴臣自身も家族から勘当されてしまいます。その後の晴臣は自身の行いの責任を感じ、本気の恋愛が出来なくなります。

そんな時、ひょんなことから大学時代の同級生・篠倉と偶然再会します。篠倉は晴臣がゲイだと知っていても、家族ぐるみの付き合いをしてくれます。自身に帰る実家がない晴臣は、温かい篠倉との付き合いが大切なものになっていきます。そんなある日、トラブルが重なり八つ当たり気味に篠倉を誘ってしまいカラダの関係を持ってしまいます。その後も篠倉の態度は関係を持つ前と変わらず、その上晴臣のことが好きだと言い、2人は付き合い始めます。しかし、過去の経験から晴臣は篠倉のもとから離れようとしますが…

晴臣はプライド高い猫のようで、人を振り回しますが、それがとても魅力です。
一方の篠倉は、晴臣に振り回されているようで、実は全てを包み込んであげている包容力溢れるキャラでカッコイイですv まぁ、途中の篠倉は確実にストーカーですが(笑) でもでも、晴臣も篠倉のことが好きなので無問題。

題材としてはBLでよくありがちだと思いますが、登場人物の感情が丁寧に描かれているので、お話に入りやすく、とても感動します。晴臣が篠倉とその家族を思い、別離を決意するシーンは何度読んでも切なくなり、胸にグッときます。椎崎先生の本はこの他もいくつか拝読していますが、この作品はかなり好きですv 実際問題、好きだけでは上手くいかないのが世の中ですし。そういう世間の常識に挑戦した作品でもあると思います。

甘いだけではない、大人なBLを読みたい方にオススメです。
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プロフィール
HN:
葵 日向
性別:
女性
職業:
隠れ腐女子
趣味:
BL、乙女ゲーム
自己紹介:
2006年に突如、BLと乙女ゲームが大好物になった立派な腐女子。だけど、隠れなチキンです。

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【好き】
・攻→受の激しい執着モノ。
・兄弟、同級生、幼馴染、年下攻め、ワンコ攻め

【嫌い】
・アンハッピーエンド

【苦手】
・ショタもの
・ヤクザもの(たまに好きなのもあるけど…)

*****

【特に好きな作家さん】
・夜光花
・沙野風結子
・丸木文華
・砂原糖子
・樹生かなめ
・椎崎夕
・中原一也
・名倉和樹
・杏野朝水
・高峰あいす
・花本ロメオ
・猫島瞳子
・鳩村衣杏

****

【特に好きなマンガ家さん】
・扇ゆずは
・佐倉ハイジ
・夏目イサク
・大和名瀬

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